2001-01-17[n年前へ]
■あしたのあたし 
もう、10年位前のことだ。京都の近郊の町にある大学の学園祭で種ともこのコンサートを聴いていた。たぶん、「うれしいひとこと」の頃だったろう。そうだ、あれは確か京都学園大学で、アンコールではまだリリースされていない「笑顔で愛してる」を聞いたはずだ。
そのとき聞いたMCはこんな感じだった。
「数字がバラバラに書いてあって、その数字を順番になぞっていくと最後に絵ができるヤツってあるじゃない?」「バラバラだったりしても、途中で間違っているように思えたりしても、色々と続けていたら最後に何か浮かび上がってきたりしたら、それで良いじゃないのかな?って時々思ったりするの。」
2001-03-22[n年前へ]
■種ともこ 
「いっしょに、ね。」 「10円でゴメンね」のかっこよさといったら。
「みんな愛のせいね」 一種独特の雰囲気を感じるのは私の気のせいではないはず。このアルバムは、CDになって入れられた「お茶の間で Dance」はひとまず除いておいて、全体での雰囲気を楽しむのが良いかも。
「CheChe-ByeBye」 まるでベストアルバムのような一枚。「タイムドライバーは仮免」はどっかのサブタイトルでも使ったような?
「ベクトルのかなたで待ってて」 これもサブタイトルに使ったような?
「O-HA-YO」 「Triangle On The Pavement」の時間の浮遊感覚はとても哀しいかなぁ。
「うれしいひとこと」 ラストの「うれしいひとこと」は、矢野顕子の「ひとつだけ」と同じくらい名曲だと思うんだけどなぁ。
「感傷」 ちょっと飛ばして、このアルバムのラストの「はい、チーズ!」の最後を聴いているといつも泣きそうな気持ちになるのは私だけじゃないはず。(リンク)
2001-10-21[n年前へ]
■"ダイジョウブデスカ" "アリガト ヘイキデス" 
昨日の記事を読んで私が連想した人は、報復攻撃が始まった10月8日は朝から都内のモスク巡りをしていた、という。そこでも、やはり匿名の嫌がらせ電話がかかってくる、という。
雨の中モスクを出ようとすると、「にっこり」くまの絵柄の傘を渡してくれた、というパキスタン人の男性の話を読みながら、私は、何故か種ともこの「うれしいひとこと」を思い出したのでした。
考えごとをしていて、雨の舗道でつまずいた「ボク」に"ダイジョウブデスカ"と言った、どこかのおじさん。少し悲しいことを考えて、だけどどうにもコトバが見つからなかったりして、つまづいてみたりして。
匿名はというのは、本当に善悪に渡って幅広い、と思うのです。匿名の悪意は本当にイヤなものだし、匿名の善意というのは本当に驚くほどうれしかったりするものだ、と思うのです。
ほら、何か良いことをして名前を聞かれた時に、「名乗るほどのものじゃありません」って答えるのってカッコイイじゃないの。月光仮面みたいで。
何はともあれ、「うれしいひとこと」を思い出したのでした。(リンク)
2003-08-15[n年前へ]
■Jungle Gym 
20年近く前の尾崎亜美の「Jungle Gym」が好きだった。YAMAHA DX7が全盛のあの頃「ジャングルジムのてっぺんに行けば、別のパラレルワールドに行けるかも」と歌うこの曲はポップでとても好きだった。なんだか、種ともこの「瞳の中の少年」辺りのイメージと少し重なっていて好きだった。
2003-08-29[n年前へ]
■あしたのあたし 
ふと、気づくと発売されていた種ともこのベストアルバムGOLDEN☆BEST/種ともこ 11YEARS'S WORKS。3000円弱で36曲で、あぁなんてとてもお買い得。
で、思い出したのがこの中にも入っている十年ほど前の「あしたのあたし」。失恋した女性が歌う、「あしたのあたしは昨日より元気よ」という歌。こんな時に、ちょっと女性がうらやましい。これは「あたし」だからサマになるわけで、ワタシの場合だと「ワタシノタワシ」になってしまうのである。「ワタシノタワシ」でも、「タワシノワタシ」でもどっちにしてもナサケなくなるだけなのである。
引用するのは、種ともこでなく石津ちひろの最近の詩集から。
あしたのあたしはあたらしいあたしあたしらしいあたしあたしのあしたはあたらしいあしたあたしらしいあした